RX-78-2
ガンダム

バンダイ1/144 ファーストグレード

 私は、ガンダムが大好きな子供でした。再放送されるたびにテレビに喰らい付き、
学校では、今回の放送のどこがかっこよかったのか、
口からつばを飛ばしながら熱弁しました。

プラスチックの定規はビームサーベルに、縄跳びはヒートロッドになり、
教室はオデッサの熱気にたしかに満たされていました。
それは、もう30年も前の事なのに、フルカラーの夢のような鮮やかさで思い出せるのです。

だから、ガンプラ(当時はこんな呼び方はしていませんでしたが)が、私のその後の人生に大きな影響を与えたとしても特に不思議は...ないですよね?

キットのプロポーションは概ね良好だと感じましたので、触っていません。
ただ、顔だけは自分の好きな(第一話、初めて起き上がって、目が光るときの顔)イメージと違ったので、作り直しました。

後は、省略されている関節があり、自然なポーズがとらせにくかったので、適度に関節を増やしてあります。

私は、ロボットを作るときも、フィギュアを作るときも
手の表情は気にするようにしています。
今回は、何種類もの手を製作するのが大変なので可動指を製作してみました。
銅線を仕込んであるタイプなので、保持力はまあまあなのですが...
何度か動かしていると、ポッキリ折れてしまいます。
もっと工夫しないといけませんね。

今回のキットで、一番気になったパーツがビームライフルでした。
厚みが2mmくらいしかなくて、
とてもシャアをビビらせた”戦艦並みの火力”には...(泣)。
プラ板などで作り直しています。

安彦良和先生のポスターにあったポーズ。これが再現したくて、
今回製作したと言っても過言ではありません。

なあ、30年前のオレ。お前は将来イケメンにもお金持ちにもならないが、
どうしてもできなかったことがいくつかはできるようにはなるみたいだぞ。

へっ?イケメンや金持ちのほうがいいって?...
ふふっ、シンナーが目にしみたのかな...涙が止まらないや。
今もなお増え続けるガンダム達ですが、
私が一番好きなガンダムはやっぱりこのRX−78。
きっと、この先もそれは変わらないと思います。

なぜか、そう感じてしまう、なぜなのでしょうか。

もちろん、新しいガンダム達のデザインに、私の感性が付いていけないということもあると思います。。

あの頃の熱狂やノスタルジーがこのRX-78の魅力をかさ上げしていると言うこともあるでしょう。

でも、それだけではないのです。

それは、ドッジボールを入れるネットが、
ガンダムハンマーとして活躍していた”あのころ”、

RX−78ガンダムが、
私の中に形作られた、
「かっこいいロボット」の「マスターピース」
だからなのでしょう。

この先、自分の基準さえ左右してしまうような...
そんなデザインに何回出会うことができるのでしょうね。
それでは、また!
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