ジオン軍重モビルスーツマ.クベ専用
ギャン

バンダイ ガンプラコレクション

注:この作例は冗談とノスタルジーで製作されております。(笑)

よみがえれ!”あのころ”

 1981年、夏。小学5年生だったオレ(注:回想に浸っているため一人称は俺で失礼いたします)は隣町の模型店に向かって自転車を飛ばしていた。 隣町とはいえ軽く10キロ以上離れており、小学生のこぐ自転車では1時間以上のロングツーリングだ。後ろについてくるのは一つ下の弟。この年頃では一年の体力差は相当でかいはずだが、嬉々としてペダルをこいでいる。 時刻はAM5時を少し回ったあたりだろうか?夏の夜明けは早い。東に向かって走っているため、真正面から照りつけ始めた朝日は早くも容赦なく玉の汗を噴出させる。 でも、気にならない。今日は月に二度しかない”あのシリーズ”の入荷日なのだから!
 6時には到着して、整理券をゲットしなければならない。もう半分は通過しただろうか?それほど時間の余裕はない。しかしあんまりペースを上げてここで体力を使い切るわけにはいかない。首尾よく整理券を手に入れたとしても、開店と同時に売り場の3階までの間、殺気立ったアニキたちにおいこされないよう全力でダッシュしなければならないのだ。
 帰りの道のりのことがふと頭をよぎるが、知ったことではない。明日はきっとケツとモモがひどい筋肉痛だろう。だが、知ったことではない!こんどはお目当てのブツが頭をよぎる。ペダルが、少し軽くなったような気がする。さあ、商店街が見えてきた。まったく燃え上がらせてくれるぜ、ガンダムは!!

小さいながらも、後姿までしっかり再現されています。

これは、いいものだ。

 今をさかのぼること25年、あのころ機動戦士ガンダムのプラモデルは空前の大ヒット中でした。私の育った四国の片田舎では、流通の都合なのかまったくの品薄状態が続いており、もし入荷したとしても、ものの数分(決して誇張ではなく)完売してしまう様な状態が一年以上も続いていたのです。まったくその情熱をほかのことに向けていればよかったものを、私といえば先の思い出話のような有様でして(笑)。
 そんなこんなで執念でコレクションを増やしていき、大好きだった1/144シリーズはすべて手に入れることに成功しました。拙いながらも組み立てて色を塗り、全部作り終えたころには完成品が勉強机の上いっぱいを占拠するまでになってしまったのですが、あのときの壮観な眺めは今でも忘れることができません。えっ?勉強はどこでしていたのか、ですって?....昔のことですから、よく思い出せません(笑)。

1/144のスタイルを忠実に再現していると思います。どうせやるならと思い、塗装はエアブラシでシェーディングをかけつつ大真面目にやってみました。ええ、もちろん小さすぎて効果のほどはよくわかりません。

1/288

 昨年暮れ、バンダイからガンプラコレクションなるトレーディングプラモ(?)が発売になりました。私と同年代の方々の中には、ノスタルジーに誘われるように購入してしまったという人も少なくないのではないでしょうか?
 私もそのうちの一人なのですが、肝心の出来の方も期待を裏切らないものでしたし、なんと箱まで再現してくれていたのには感動さえ覚えてしまいました。是非、今後とも続いてほしいシリーズです。

な、懐かしい!!

間接は省略されていますが、このくらいのポーズは取れます。

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 あのころ、入手困難なガンプラのなかでわりと不人気だったギャン君でしたが、今にして思えばこいつのデザインは先鋭的すぎて子供には理解できなかったのかもしれませんね(笑)。
 今回、製作中にノスタルジーとは別に、改めてこのころのメカデザインの面白さを感じずに入られませんでした。
それではまた!、

温故知新?



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